【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女

…………………。

「…………目覚めて…
毒舌のトゲが鋭くなった………。」

そして俺は無意識のうちに

言ってしまっていた。

「何をボソボソ言ってるのよ！
言いたいことがあるなら
はっきり言いなさいよ！！」

俺は心底思った…

千晃に聞こえてなくてよかったと…。

「別に…。」

「は？ふざけてるの？」

「ふざけてないです…。」

「じゃ、はっきり言いなさいよ!!!!」

俺はここがチャンスだと思った♪

千晃には悪いが…すまん！！！

「それは…だな…手を握られて…
たのが…気になって…千晃が…
その…握ったのかなって…って！
そんなことあるわけないよな！！ごめん！」