【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「てかそんなことはどーでもいいんだけど!!
あんたは何様のつもり!?何がキッスよ!!!!
調子こいてんじゃねぇーよ!!!!
ボコボコにされてぇーのか!?あ゛?」

ガーンと音に出そうなほど俺は落ち込んだ。

が、ここで負けるわけにもいかないのだ。

どうしても千晃が握ったかどうかの

確実な証明がほしい!

だから俺は負けない!!

「何様って…ん~、隆弘王子様?」

我ながらキモいことを言っていると思うが、

これ以外に言うこともない。

質問に答えただけだ。

だけどそれは千晃にとって

水に油みたいなもんなわけで…

「あんたに様なんてつけるなんて!
この世の人に死んで詫びろ!!!!
そしてその面を誰にも見せるな!!!!!!」
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