君に愛して、僕を恋する。





すんなりと引き下がる父さんは珍しくて、やっぱりまだ辛いんだろうと思う。



薬を持って部屋に行くと、パジャマに着替えてお粥を食べてた。




「お粥、冷えてない?」


「大丈夫だ。」




その声を聞いて、俺は部屋を出た。




気がつけばいつも家を出る10分前だっていうのに、ご飯も食べてなかった。


急いでかきこんで、用意をした。



結局、家を出たのはそれから30分してからだった。




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