君に愛して、僕を恋する。





「な、なんや、恭祐。もしかして怒っとるんか?」


「あぁ、今凄く怒ってる。」





一瞬笑顔を消してそう呟くと、いやそうな顔をした。


目を逸らす雅を軽く睨む。





「父さんのこと、話したよな?」


「いや、それは、その、ね。」


「んだよ。」


「お前と電話しとるときに、たっまたま賀川莉奈と取り巻きがおってな?」





あぁ、俺が家から雅に電話したときか。






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