純白の闇

どうしよう、今から。
教室には戻れなし…。
でも授業でないと…って事もないか。

授業ですることなんて、とっくに頭に入ってるし、出席日数が足りないわけでもないし。
今まで真面目に出席してたおかげで。


「…サボろう。」


そう決めてしまえば、気分も足取りも軽く
僕は特別棟の方へと足を向けた。


特別棟の上には屋上がある。
今は何だか、太陽の光を浴びたい気分だから。

特別棟の方には普段使わない教室ばかりあるからここが不良校だったら、とてもじゃないけど来られなかったと思う。


保健室はどちらかというと特別棟よりにあり、1階にある。

だから、とても不便な場所と言え
生徒からの不満は絶えないが、教室の前を通らずとも屋上まで行けるので、今回に限って言えばとても都合がいい。

しかし、1階にあるため
最上階の屋上まではひたすら階段を上らなければならない。


「はぁ…っはぁ…」

少し呼吸を乱し、うっすら汗をかく。
日頃の運動不足が響く。

でも、部活をこなす時間もなければ
個人的に運動をする時間を設けることもできない。



「はぁ…ついたぁ…。」

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