ありがとう。
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「美喜に・・・・そんな思いがあったなんて。それ奏に言ったの?」
「ううん。言わないつもりなの。私の勝手な思いだから、もしも私が死「美喜!!」
私の言葉を南海ちゃんが遮る。
「そんなこと言わないで。私達は信じてるんだよ。」
わかっている。
みんなが私を思っていること。
だからこそ、言えない。
特に奏君には。
私の願いを願わさせて貰った。
だからもういい。
私の夢は私だけの・・・南海ちゃんと私だけの秘密にしていたい。
「じゃあ、私も勝利に何も伝えない。」
「え?」
「だって、美喜が伝えないのに、私だけが伝えるのなんて出来ない!」
折角自分の気持ちに気付けたのに・・・そんなの嫌だよ!
「そんなの嫌。」