可愛い生徒(カノジョ)の育て方
「恥ずかしいのっ! 先生にだって見られるの恥ずかしいけど、ネタ集めに仕方なく、なんだから」

「まあ、気持ちはなんとなくわかる……かな?」

「でも、さっきのネタ提供、ありがとうございます!」

 にこにこしながら、お礼を言われた。ホントにネタ集め、好きなんだな。

 ……って、ちょっと待て!

「まさか、合宿中にもネタ帳持ち歩いてるのか?」

「当然です! 合宿なんて面白そうなネタの宝庫だもんっ」

 まだやってるのか……。

 大きくため息をついて、買い物カゴを渡す。

「……頼むから、勉強しろ。さっさと買い物して帰るぞ」

 夕食の時間までに戻らなくてはならない。

 安西は虫よけスプレーと虫刺されの薬と目薬を買って、おやつも補充したようだ。

 俺も、いつもの虫刺されの薬を買った。

「先生、これ、貼ってて恥ずかしくない?」

 パン型ヒーローのことか?

「別に。可愛いだろ。ウケもいいぞ」

 甥と姪も喜ぶ。
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