可愛い生徒(カノジョ)の育て方
「今日は本当にありがとうございました。こんな時間ですので、そろそろ失礼します」

 俺が帰ろうとしたその時。

「先生、明日はお休みですし、ちょっと父の晩酌のお相手をお願いできませんか? ね、お父さん?」

 いきなりですか、お姉さん!?

「ありがたいお話ですが、車で来ていますので……」

 お断りしようとお姉さんの方を見ると……。

 また黒いオーラを纏って微笑んでいた。

 どうやら何か企んでいるらしい。

「私と母とで先生のお車の運転代行をしますから、是非!」

 ご両親にも勧められ、断りきれずに飲むこととなった。
 

 俺とお父さんとで、酒を酌み交わしていた時、安西がリビングに来た。

 おどおどと様子を探っていたようだが、酒の席になっていることに驚いているようだ。

 キッチンへ行き、お姉さんと何やら話している。

 ……照れくさいから、あまり詳しい説明はしないでいただきたいものだ。
< 230 / 282 >

この作品をシェア

pagetop