可愛い生徒(カノジョ)の育て方
「……この後、また同じことを言ってもらえたら光栄、だな」

 とたんに、暗がりでも判る沸騰した顔をこっちに向けてきた。

「やっぱり『仲良く』するの?」

『仲良く』という表現が、安西らしくて笑えた。

 その言葉、そのまま使わせてもらおう。彼女がどんな反応を示すのか楽しみだ。

「ご希望のコースを選択して下さい。
 その1、仲良くねんねコース。
 俺、姪を寝かしつけるの得意なんだ。お前もあっという間に寝かしつける自信があるぞ」

 微妙な顔をして聞いている。このコースは除外されたな。

「その2、ちょっぴり仲良しコース。
 その3、もっと仲良しコース。
 その4、たっぷり仲良しコース。
 さあ、どれにする?」

 真剣に悩んでいる。判断基準がないから、どうしていいのか判らないだろ?

 そんな時は……。
 
「先生の今日のオススメは、どのコース?」


 そう、俺に決定権を委ねるべし。
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