胸に刻んで
────………
「わっ、玖実ちゃんっ!危ない!!」
クラスメートの声が聞こえて顔を向けるとボールがものすごいスピードで飛んでくるのが見えた。
避けようと頭では分かっててもそのスピードに反応できず。
「先生ーっ! 玖実ちゃんがっ」
「大丈夫!?」
遠くでそんな声が聞こえる。
掠れていく視界。
ゆっくりと目を閉じると真っ暗になった。
「んっ…………?」
白い天井。
静かな空間。
ここは……?