ぱんつのおかず
コイツも当然、ウェイトレス役。
想像するだけで破壊力ハンパないわ。
視覚的拷問でしかない上、純度100パーのゴリラがフリッフリになった日には世界が終わるわ。
「…なんや。まだなんかあるんか」
チッて舌打ちして、監視してくる剛田を見上げる。
「それ」
「は?」
「古町くんが任されとるの、185センチサイズやろ?おれの衣装になる予定のやつやで」
「…瞬時にやる気なくなったわ、いらんお知らせありがとうな」
…なんで一生懸命ゴリラの衣装縫わなあかんねん。
せっかく意識集中できとった裁縫も、剛田のせいで終了や。
「ふー……」
時計確認したら、授業まではまだ数分ある。
先生来る気配ないし、スッキリせんし顔でも洗ろてこよ〜思て。
廊下に出たとき、な。
「…うおっ」
なんのタイミングか。ちょうど、こふじに遭遇した。