ぱんつのおかず
✳︎✳︎
学校の授業、六時間分たっぷり受けて。
部活もして、そんで、家に帰ってきたけど、それでもまだ、不機嫌なんがなおらへんかった。
こふじに対して不機嫌っていうか。自分に対して。
コレって自己嫌悪、いうやつかいな。
…会ってもらわれへんし。無理やり会ったら会ったで悪い方向行くし。どないしたらええねん。わからん。
汗くさい制服ひきずって、自分の部屋に上がる。
ドア開けたら、赤やない。こげ茶っぽいカーテン。
明るめの色の木目やない。白い合成樹脂のテーブル。
ちょっと動くと頭ぶつけそうな、やない。じゅうぶん広い、木製のベッド。
当たり前や。ここ、こふじの部屋ちゃうし。おれのマイルームですし。
「……ハァ」
一人、ため息ついて、思う。
用事があるわけでもなく、閉め出されたわけでもなく。
…自分から行かへんのって、はじめてちゃうかな。
学校の授業、六時間分たっぷり受けて。
部活もして、そんで、家に帰ってきたけど、それでもまだ、不機嫌なんがなおらへんかった。
こふじに対して不機嫌っていうか。自分に対して。
コレって自己嫌悪、いうやつかいな。
…会ってもらわれへんし。無理やり会ったら会ったで悪い方向行くし。どないしたらええねん。わからん。
汗くさい制服ひきずって、自分の部屋に上がる。
ドア開けたら、赤やない。こげ茶っぽいカーテン。
明るめの色の木目やない。白い合成樹脂のテーブル。
ちょっと動くと頭ぶつけそうな、やない。じゅうぶん広い、木製のベッド。
当たり前や。ここ、こふじの部屋ちゃうし。おれのマイルームですし。
「……ハァ」
一人、ため息ついて、思う。
用事があるわけでもなく、閉め出されたわけでもなく。
…自分から行かへんのって、はじめてちゃうかな。