ぱんつのおかず

なんでお前も赤いん。


あかん、止まらんって、思て。思ってっていうか、ほんま止まらんかって、そんで、



「………こふじっ、」



もっかいギュッ、て、手のひら握ったとき。


ガラッ。


ちょうどそん時や。ものごっつええタイミングで、保健室のドアが開いた。


あらわれたんは、白衣。

サボリの養護教諭や。


握手のかたちんなっとるおれたちの手ぇ見て、けげんな顔で言うてった。



「アンタら、なんの協定結んどるんや…」



バッ!て、おたがいに手ぇはなす。


ニヘラッて笑うこふじ、と、おれ。ニンゲンて多分、どうしたらええかわからん時て、笑うイキモノや。


目覚めました!ものすごく起きました!なのであとは任せました!とか。


口早にそんなん言うたか思たら、こふじはすぐ、保健室出ていってもて。


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