抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。



純くんの車に乗るのは、あの日以来…。





こんな近くで顔を見るのも、すごく久しぶり…。





すっかり私は、純くんに見とれてしまっていた…。





『俺の顔に何か付いてる?』





『…っ!!ごめんっ。そういうつもりじゃ…。』





『ははっ。冗談だよ。見たかったら、見てればいいよ。』




そう言った純くんの顔は…とても真剣で…真っ直ぐ前を見つめるその瞳に…吸い込まれそうだった…。






海に近づくにつれて、懐かしいあの日の記憶が蘇る…。




磯の香り、波の音、誰もいない砂浜…。





そして…隣には純くん。






ここで私たちは…キスをしたんだよね…。






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