ソットボーチェ~あなたの声で~
pipipipi……

朝の7時。

携帯のアラームが鳴り、わたしはモソモソとベッドの中で動いた。

「ねむっ…」

まだ目がショボショボしてるのを擦りながら、洗面台へ立った。

バシャバシャと水で顔を洗うと、一気に目が覚める。

軽く化粧をして着替え、パンを1枚焼いて食べる。

ホットコーヒーを飲みながら、朝の占いチェック。

別に見たくて見ているわけじゃない。

たまたまやっているから、見るだけだ。

「あー、もう出る時間か…。仕事、めんどくさいなぁ」

そうは言っても生きていくためには、働かなくてはいけなくて。

食器をキッチンに下げると、わたしは家を出た。

職場までは、自転車で15分。

わたしの仕事先は、紳士服のみを扱った店だ。

スーツや礼服、ネクタイにYシャツ。

普通の服も売ってたりする。
< 27 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop