双子の物語



「はいはい。……なんか最近、華菜が子供に見えてきた。前までお姉ちゃんみたいだったのに……」





「なにそれ~!……それは、これが素なんだよ。私のね」





「どゆこと?」





「……いや、だからさ、前までは、かっこよくいたというか……でも、隠し事を2人ではなしてから、こう言うのも隠し事かなって思って、私自身を、佐奈の前だけだけど、出してるってわけ……だけど」





最後に、「言うつもりなかったのに」と、少し顔を赤くしながら言った。





まさか、そんなこと思ってくれてたなんて……。




知らなかったです……。


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