クレイジーサドくん。
『待って…!先輩!離れないよ…っ、離れないから・・・ッ』
そう彼に告げた途端に真っ暗になる視界。
いきなりの事で怖くなる。
『先輩…?』
すると先輩は抱き締めていた腕を放しクスクスと笑い出す。
「俺のネクタイで目隠しされてるパウリちゃんもそそるね」
そこで初めて気づく。
彼に目隠しをされた事に。
こんな格好恥ずかしくて涙が溢れてくる。
『いや!先輩これやぁ!取って下さい』
恥ずかしさと恐怖で押し潰されそうになる。
「クーイズ!」
そう、元気よく言う彼にさき程までの悲しい声を出した人間とは思えない。
『ク…イズ…?』
目隠しされてる以上彼がどこに居るのかも分からない。
なのにクイズなんて無理がある。