【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「奏哉って見た目、甘いもの苦手に見えるけど…」


「それ、良く言われる」


“顔に似合わず”ってヤツ?


「はい、出来た」


麻依は綺麗に取り分けていた


「「「いただきます」」」


見事に声が揃ったな。


隣を見ると花歩がガトーショコラを口にしていた


麻依は花歩の反応が気になるのか花歩を眺めていた


「美味しい~」


花歩の言葉を聞き安心した麻依は笑顔だった


「良かった。不味いって言われたらどうしようかと思ったよ」


「美味しいよっ。転校して来て初めてケーキ食べた」


よっぽど美味しかったらしく笑顔で食べ終えていた


少しは元気になったみたいだな。


食べてる姿も可愛いな。


「今は居ないけど…友達も花歩みたいに美味しそうに食べてくれたんだ」


多分、麻依は知歩のこと言ってるんだろうな。
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