【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「やっぱり迷惑ばっかり掛けて申し訳ないよ…」


「奏哉はそっちの方が嬉しいと思うよ。俺も奏哉の前の彼女に会ったことあるけど…。その時より本気っぽいし」


そうだと良いけど…


「そういえば、麻依こそ迷惑掛けてない?」


「ううん。全然!!寧ろあたしの方が迷惑ばっかり掛けてる」


「そう?なかなか会えないからアイツに寂しい思いさせてるんだけど…」


聖悟君もちゃんと麻依のこと考えてるんだね


「麻依のこと宜しくね?あんなヤツだけど仲良くしてあげて」


あたしは小さく頷いた


------ドタドタ


小さな女の子が走って来た


奏ちゃんくらいの子かな?


そして、その子は一言


「お姉ちゃん!!助けて!!」


「どうしたの?」


「知らないお兄ちゃんが追いかけて来る」


これはただ事ではないな
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