【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「受験…近いのに。あたしがこんな目に遭うばっかりに…」


「花歩、俺の成績忘れてない?これでもトップだぞ」


「そうだけど…」


今が1番大事な時期じゃん


「花歩は人助けをしたんだろ?利一さんが言ってたよ。“人助けした娘を誇りに思う”って…」


お父さんがそんな事を…


「寧ろ、代わってあげれるのなら代わってあげたいくらいだよ…」


奏哉は傷口に気をつけながら抱き寄せてくれた


「俺の心配してくれるのは嬉しいよ。だけど、今は自分の心配しないとな。」


「ごめんね…。迷惑掛けてばっかりで」


こんな優しい彼氏は他には居ないよね


だから、奏哉との時間を大切にしたい


「元カレにも甘えられなかったんだろ?だったらいっぱい甘えれば良い」


“俺も知歩に出来なかった分をやるから”と呟いていた
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