【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「にしても、凄いよね。エレベーターまであるなんて。」


「会社と店舗と家が同じ建物だからな」


だから、不自由はしてない


「母さん…花歩、起きた」


お店に行く途中に母さんとすれ違った


「あら、花歩ちゃん、大丈夫?」


「すいません。ご迷惑掛けて…」


「良いのよ。利一さんには言っておいたからね」


「ありがとうございます」


それだけ言うと花歩はフラついた


「まだ本調子じゃないな」


俺は花歩を抱き上げた


「降ろして!!」


「あんまり暴れるとまた体調崩すぞ」


そういうと花歩は大人しくなった


「いい子」


頭を撫でながら呟くと花歩は顔を真っ赤にして伏せた


「花歩ちゃん、可愛いわね」


母さんは花歩の行動が新鮮なんだな


確かに花歩は可愛い。


周りの男子が目で追ってるくらいだから。
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