等身大の愛唄
プロローグ
――中3の夏。



俺は、ギターを手に取り、駅前でストリートライブを始める。

そのきっかけは、俺の意地汚い恋。


君が好き。


ただ、その一言を唄に込め。




君に届くかどうかも分からないし、君が気付くかどうかも分からないけれど…







届くかもしれない。

気付くかもしれない。




その、ほんの小さな願いを込めて。





俺は歌う。

愛の唄を。

< 1 / 14 >

この作品をシェア

pagetop