§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
ジュリアさんのお店に到着し
早速、あれこれと支持される
あと、1時間足らずで上の階のフロアで
直の個展が始まる
ここへお客さんが来るのは、ジュリアさん曰く
2時間くらいあとだそう
もうすでに、大方の軽食類は出来上がっていて
あとは、お皿に盛りつけるだけ
私は指示されたように、グラスを並べ
お花を花瓶に挿し
テーブルを拭いたり、椅子を並べたりした
個展が始まり、予想通りたくさんの招待客が
お店へと入ってくる
私とジュリアさんは、招待客の対応に追われて
休憩する間もなく
ようやく一息つけたのは
時計の針が翌日を指していた時間だった
「咲和ちゃん、疲れたデショ?」
あまりにも疲れてカウンターに顔をうつ伏せた私に
「はい、コレ」
カウンターの向こうからジュリアさんが
サンドイッチとオレンジジュースを
私の目の前に置いてくれた
「あ、ありがとうございます いただきます」
う、うれしい…お腹ペコペコだったんだー
その時…
お店のドアが開き、誰かが入ってきた
あ…
直…
と…
直の後ろに、フワフワカールの茶髪に
光沢のあるワンピースを着た女性がいた…