§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
「わぁーーーーっ 気持ちいーーーーっ」
1時間ほど車で走った先は
気持ちいいくらいの青い海だった
海水浴シーズンまっただ中なのに
混み混みしてない
桜井くん曰く、穴場なんだそう
「ね、ね、早く行こーーっ」
海なんて、何年、いや、何十年ぶりだろう
子供のころに行ったきり
広い空間と全身を駆け抜ける気持ちいい海風を
もっと近くで感じたくて
履いていたサンダルを脱ぎ
駆けだした
「ちょ、せんせー はしゃぎすぎだってっ
子供かよっ」
後ろで桜井くんが何か言ったけど、
そんなことは、耳に入らなかった
波打ち際まで行き
寄せる波とめいっぱい遊ぶ
んー
こんなことなら、水着持ってこればよかったなぁー
って、
私、水着持ってなかったんだっけ…
ま、しょうがない、
履いてたスキニーパンツの裾を上がるとこまで上げ
着てた薄手のチュニックを脱いで
キャミソールになり
波と遊ぶ
桜井くんのカメラのシャッター音が聞こえてはいたけど
そんなのは気にならないくらいだった