帰っておいで


けど、今の自分は中途半端で、慣れてきた仕事に輝きも遣り甲斐も見出せていない。

ついでに、疲れがたまって元気もない。

ヒールは、ただの足枷のように、むくんで痛む足に追い討ちをかけているし。
スーツは、中途半端な私自身を誤魔化すための鎧のよう。


総合職の試験に失敗したのは、一年半前のことだった。



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