密と蜜~命と共に滴り堕ちる大人の恋~
 ゼリービーンズのようなペディキュアが似合う友達の足が羨ましい。エステに通っているすべすべな足の女の子が羨ましい。

 ずっとそう思いながら憧れと苦痛を抱き、歩き続けてきたのだ。苦労してきた足の裏を見せないように。


「綺麗です」


 吉沢くんがベージュのストッキングの上から私の足の裏を舐めた。

 なに、この感覚!!

 発せられそうになった声が体内で身震いするように啼いた。

「綺麗」

 そして、もう一度。舌先で……。
 

 もうダメ……。体内を啼きながら血液と共に身体を行き渡る声。

 爪先から首筋まで波打つくらいドキドキしてる。

 私でも恋愛対象なの?

 そう思って感じていいの?


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