小悪魔な王子様
「そうやで! うちは姫の王子様ちゃうもん。
田辺先輩がうちの本物の王子様やねん」
「えっ弥生ちゃん、田辺と付き合ってんの?」
「ぎゃっ!! 姫っ!!」
いきなり背後から現れんなーー!!
なに? 怖い顔して…。
「ちょっと来て」
はぁっ?
腕ひっぱんなーどこ行く気やねん!
着いた先は、薄暗い誰も来ない空き教室。
しんと静まり返ってて緊張する。
姫とこんな変な空気初めてや。
しかも姫が壁に両手ついて
その間にうちがおるから逃げられへん。