小悪魔な王子様
「弥生ちゃん、ホンマに田辺と付き合ってんの?」
うっ…なんなんよ、そのウルウルの目は。
いやアカン! ここで負けたらっ。
「そっそうやで。 陽司にいじめられたら他の子に助けてもらってな。 うちは…もう姫の王子様ちゃうから」
「そんなん良いから、ホンマにアイツのこと好きなん?」
なんで…なんでそんな真剣な顔で見てくんの。
さっきと、ううん、いつもと全然違う。
こんな姫、うち見たことない。
「なぁ、好きなん?」
いつもの可愛い姫じゃない。
怖い…。
顔見られへん。
答えることも出来へん。