小悪魔な王子様

「弥生ちゃん、ホンマに田辺と付き合ってんの?」



うっ…なんなんよ、そのウルウルの目は。


いやアカン! ここで負けたらっ。



「そっそうやで。 陽司にいじめられたら他の子に助けてもらってな。 うちは…もう姫の王子様ちゃうから」


「そんなん良いから、ホンマにアイツのこと好きなん?」




なんで…なんでそんな真剣な顔で見てくんの。


さっきと、ううん、いつもと全然違う。


こんな姫、うち見たことない。




「なぁ、好きなん?」



いつもの可愛い姫じゃない。       


怖い…。


顔見られへん。   


答えることも出来へん。




< 22 / 43 >

この作品をシェア

pagetop