甘いお菓子をピンクのリボンで結ぶ
 台所には朝食に焼いた魚や卵焼き、きゅうりの酢の物が置かれていた。ご飯を結実香が入れていくと、達磨は一人先に朝食を食べようとしていたので、持っていた茶碗を取り上げた。

「ご飯くらい食べさせてよ」
「私の分も入れるから、ちょっとだけ待って」

 結実香が自分のご飯を入れようとしたときに、茶碗が炊飯器の中に入って取れなくなってしまった。
 涙目で見てくる結実香の視線に鬱陶しさを感じながら、結実香の代わりにご飯を入れて、本人に渡した。

「ありがとう!」
「どういたしまして。これからは気をつけてね?」
「はい!それでは手を合わせて」
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