甘いお菓子をピンクのリボンで結ぶ
 そうではない。もちろんそれもあるが、今以上に関係が悪くなることだけは避けたい。
 離れ離れになることは嫌だから。

「じゃあ・・・・・・手紙は?」
「手紙ね・・・・・・」

 結実香とだったら、何度も手紙のやりとりをしてきた。最初に手紙を渡してきたのは結実香だった。
 達磨が自分の部屋へ入ると、結実香が両手で手紙を渡した。

「これは何?」
「手紙よ!達磨、読んで!」
「こんなのいらなーー」

 最後まで言う前に結実香は笑顔から無表情になった。まだ泣き顔になってくれるのだったら、ましだったのに。
 どこでそんなことを覚えたのだろうか。

「わかった、わかったから」
「本当!?」
「ちゃんと読むよ」
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