女子高校の男子高生?!

フォークソング部

「あーつっかれたぁ~~~~~っ」

高校って、一日が凄く長い。数学の時間なんか特に。

「こんぐらいで疲れてんなよなー。これから仮部だぜ?」

麗があきれた目で私も見る。いや、見下ろす。

あれから私達はたちまち仲良くなって、今では麗が一番話しやすい友達だ。

「麗って身長高いよね・・・」

「これでも170くらいだよ。お前が150だからだろー」

「、、、157ありますから」

「かわんねー」

はは、と笑いながら麗が皆とぞろぞろとカバンを持って教室をでる。

フォークソング部に入りたいと考えてる子はたくさんいて、

皆で一緒に仮部に行くことになっている。

「ちょ、待ってよー」

皆そそくさと行ってしまう。意地悪とかじゃなくてだけど。

私は遅れて教室を出た。
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