かけがえのない君のために
《未来》
電話を切った後、動けなかった。
でも止められるかもしれない。
急いでお父さんに頼んで車を走らせてもらった。・・・彼の元に。
「・・・ごめん。今更そんなこと言って。でも篠原の彼氏に殴られて俺はなんで黙ってたんだろうって思った。だから証人にもなるし証拠も出すから」
鈴木くんからの突然の電話。
最初は自宅からだったからお母さんかと思ったのにまさか鈴木くんだったなんて。そして告げられたあの日のこと。
鈴木くんはただ泣きながら私に謝った。怖かった。その言葉を何度も言って。
怖かったよね。そんな場面を目の当たりにしたら。私でも誰にも言えなかったと思う。
私は私で1人で抱えてると思っていたけど鈴木くんもずっと1人で抱えてたんだ。
電話を切った後、動けなかった。
でも止められるかもしれない。
急いでお父さんに頼んで車を走らせてもらった。・・・彼の元に。
「・・・ごめん。今更そんなこと言って。でも篠原の彼氏に殴られて俺はなんで黙ってたんだろうって思った。だから証人にもなるし証拠も出すから」
鈴木くんからの突然の電話。
最初は自宅からだったからお母さんかと思ったのにまさか鈴木くんだったなんて。そして告げられたあの日のこと。
鈴木くんはただ泣きながら私に謝った。怖かった。その言葉を何度も言って。
怖かったよね。そんな場面を目の当たりにしたら。私でも誰にも言えなかったと思う。
私は私で1人で抱えてると思っていたけど鈴木くんもずっと1人で抱えてたんだ。