かけがえのない君のために
《蓮都》


ドアが開いて入ってきたのは大好きな彼女。泣きそうな顔をして俺を見る。


やっぱりこんな顔をさせたくない。未来を笑顔にさせるのも愛するのも俺がいい。


「蓮都くん!」




「未来・・・やっぱり、俺未来のそばにいる。ずっとずっと大切にする。未来の全部、俺が守るからやっぱり結婚しよ」




隣にいる女を無視して俺は一目散に未来に駆け寄り震える彼女を抱きしめた。
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