総長やっちゃいます

不安ばかりが積みかなさっていたそのとき。


「小鳥遊(たかなし)~!」っと、私を呼ぶ声が。


駅の方を見ると、髪を乱して汗をかいて、息も乱れた愛しの草野君がこちらに向かって一生懸命走っている。


あまりの爽やかさに、鼻血が出そうなくらい、かっこよすぎる草野君。


爽やかな印象にあった、空色のカッターシャツが素敵だ。


「ごめん、待った?」


カップルの待ち合わせシーンでよく聞かれる台詞に、胸を踊らせた。


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