天才少女~5つの顔をもつ者~

『ねぇ。ア・ラ・タ』




「(こ、怖い)」





私はお得意の作り笑いで言う

アラタの顔がだんだん青ざめていく





『アラタって鉄道マニアだよね?』





次は肩がビクッと動いた





『そのことみんな知らないよね?』





次は足がガタガタに





『みんなに言っちゃ「言わないで。
知ってるのナツルと家族だけなの」』





まぁこのぐらいにしとくか





『言わない。アラタ脅したかっただけだよ
私は。』



「ナツルの・・・ナツルの意地悪!!!」






そういうところ本当可愛い
だからやめられない


私ってS?




そんなのどうでもいいか




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