天才少女~5つの顔をもつ者~

椎葉緋月


~椎葉緋月(しいば ひづき)~



ある日男が私立青鶴学園の
門を通り抜けた




青鶴とは令嬢や御曹司が通う高校


また頭脳明晰や運動神経抜群の方々が
通う高校でもある




人気の私立高校だ




その男はスーツを着こなし
男にしてみれば少し小さい体

細身で筋肉は多少ついている
身長は170cmぐらいだ





廊下を歩くと黄色の声が聞こえる





「キャー」


「誰あの人」


「イケメンじゃん」




黄色の声に振り向きもしない男は

そのまま歩き‘理事長室’を目指した






理事長室の前に着きスーツを整える

そしてノックをする





コンコン


ガチャ





返事を待たないでドアを開ける





『ご無沙汰しています。
無事卒業できました。』




男は笑顔で言うと
一礼をした



「そうか。おめでとう
まだ家決めていないだろう?」


『はい』


「そう思ってもう決めておいた。」


『ありがとうございます
取り敢えず今日はこれで失礼します』





ガチャ




『失礼しました』



ガタン






男はそのまま消えていった





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