大人の恋愛~背徳の行方~
そして、また一週間が始まった。

梨桜は、週末に有ったことを、環に話しており、環は

「結局、螢さんの良いようにされているんじゃない・・・・全く!!」

散々環には、叱られたが、最後には

「泣きたくなったら、いつでも聞くわよ!!」

そう言ってくれた・・・。

理も、

「ゴメンな、梨桜・・・・もうしばらく付き合ってくれ・・・・」

そう言いながら、頭を下げてきた。

梨桜は、こんな自分でも、見捨てずに一緒に居てくれる仲間がいることに
幸せを感じていた。

そして、いよいよ明日、螢の結婚式が行われる前日、螢が来た。

「螢、明日、結婚式でしょ!!駄目じゃない・・・」

「うん、でも、梨桜にどうしても渡したいものがあって・・・・」

そう言うと、螢は、梨桜の左の薬指に、指輪を嵌めた。

「螢・・・・これって・・・・」

「うん、結婚指輪。真紀との指輪は、丁度、女性用と男性用と
 少しデザインが違っていて、これは、俺がする指輪とお揃いの
 指輪なんだ・・・。
 俺が、明日嵌める指輪も、これを嵌めるから・・・・・
 だから、梨桜も、嵌めなくてもいいから、ネックレスにしてくれないか!?」

螢は、切なそうに、梨桜にそう言い、梨桜は

「螢・・・・」

螢の想いだけで十分だった。
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