大人の恋愛~背徳の行方~
皆が帰った後、高丘家のリビングで、幸子がお茶を淹れてくれていた。

「梨桜ちゃん、ごめんなさいね。螢、我儘言っているんでしょ・・・・」

「おばさん・・・・・」

「本当に、あなたの大切な時間を、螢の為に・・・・」

「いいえ、おばさん、私の方こそ、ごめんなさい。きちんと別れなきゃ
 ならないのに・・・・出来なくて。
 でも、もう少しすれば、螢も仕事に慣れると思うので、それまで許して
 貰えませんか?」

「梨桜ちゃん・・・・」

幸子は、梨桜の優しさに、涙が出てきた。

「母さん、今は、梨桜に頼るしかないんだから・・・・」

理がそう幸子に言うと

「本当に・・・・ごめんなさいね・・・・」

「いいえ、私こそ・・・でも、必ず、真紀さんに知られる前に
 必ず、別れますから・・・・今は、許してください・・・」

「梨桜ちゃん・・・」「梨桜・・・」

幸子と理は、そうと答えた梨桜に、何も言えなかった。


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