大人の恋愛~背徳の行方~
それでも、休日の昼下がり、螢と凛が一緒に昼寝をしている姿は
微笑ましく、幸せを感じる瞬間だった。

しかし、その時は、やって来た・・・

「・・・うっ・・・・ん・・・り・・・お・・・・」

螢の寝言で、真紀は一気に、地獄へ叩き落された。

『りお・・・・誰! なんで寝言で、りお、なの!!』

真紀は、怒りと嫉妬で、気が狂いそうになっていた。

『りお』どこかで、聞いたことが・・・・・・・

真紀は、かなり前の記憶を読み解いていくと、

『そうだ、元カノの名前だ!』

まだ、真紀が螢と付き合う前に、螢の電話の話を聞いた時
確か『梨桜』と、言っていたの、今になって思い出した。

しかしプライドの高い真紀は、その後、螢が目覚めた時、
何事もなかったように、螢と接し、

真紀が苛々していることを知らない螢は、凛と遊んでいると
螢の携帯が鳴った。

「もしもし、はい、部長、どうしましたか?」

螢の電話の相手は、部長だった。

螢が、電話を切ると、

「真紀、これから会社に行かなきゃならなくなった」

「大変そうね!?遅くなるの?」

「あぁー、わからないから、連絡する。」

そう言って、螢は、支度して出社した。
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