大人の恋愛~背徳の行方~
「真紀さん、申し訳ないですが、いくら螢の嫁だと言っても、
 僕の交友関係にまで口出ししないでもらいたい!!」

理は、かなり怒りを含みながらそう言うと、真由美も

「真紀、ちょっと、言い過ぎよ。今は、真紀は高丘君の妻なんだから
 挨拶するならわかるけど、理不尽な言い方は、しない方が良いわよ!!」

真由美がそう言うと、最後に梨桜が

「申し訳ございません。確かに、ご主人とは、お付き合いがありましたが
 でも、それは過去の事です。
 それに、私の交友関係に、他人から強要されるのは、可笑しいと
 思います。
 たとえ、どんな事があっても、理は、私の大切な友人です。
 他人から言われる筋合いは、ありません!
 それでは、失礼します。 理、行こう! 真由美先輩、また月曜日に!」

梨桜と理は、そう言い残して、去って行くと、

真由美が、

「真紀、あんなこと言うなんて、可笑しいわよ!?」

「・・・・だって・・・・あの子が、螢の元カノだったなんて、
 それも、職場が一緒って! どうしてよ・・・・・あんな子!!」

その言葉に、真由美の中で、何かが弾けた。

「真紀、申し訳ないけど、梨桜ちゃんは、良い子よ。
 なんでも一生懸命だし、人には優しいし、梨桜ちゃんを
 知らないのに、そんな事言うもんじゃないわ・・・・。
 少し、頭、冷やした方が良いわよ。
 今日は、私も、ランチに行く気分じゃないから、帰るわね!!」

そう言い残して、真由美は真紀を置いて、去って行った。

一人残された、真紀は、その場で呆然としていた。
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