大人の恋愛~背徳の行方~
「あら、理君、綺麗な彼女がいるんじゃないの!!
 これからどこ行くの?」

「えっ・・・あぁーちょっと誘われて、個展を見に・・・・」

「へぇー、理君にそんな趣味があったの?初耳だわ!!」

と、真紀が無邪気に言うと、

「じゃー、真紀さん、俺達は、これで、真由美さんの、また来週!」

「うん、そうね。高丘君、梨桜ちゃん、またね!!」

真由美がそう言うと、真紀が

「えっ・・・梨桜ちゃんって・・・ちょっと待って・・・」

真紀は、思わず、二人を呼びとめた。

「あの、水無瀬さんって、梨桜さんっておっしゃるの?」

梨桜は、心の中で観念して

「はい、そうです。水無瀬 梨桜と、申します。」

真紀は、目の前の美しい女性が、梨桜なのだと思った。

「あなた、螢の元カノなの?」

「えっ・・・・・」「真紀さん・・・」「真紀・・・・」

三人は、焦ったようだった。

しかし、梨桜は、気を取り直して

「はい、私が、大学の時に、お付き合いしてましたが、今は
 関係ありません。」

「だったら、何で、理君と一緒に居るのよ!」

真紀は、段々興奮してきた。

「えっ、何でって。理は、大学からの大切な友人です。
 ずっと、仲良くしてきましたが、何か、都合の悪い事でも
 あるんでしょうか?」

三人は、真紀の考えが解らなかった。

「螢と別れているなら、高丘の人間とも付き合わないで!!!!」

真紀から言われた言葉は、あまりに身勝手な言葉だった。
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