大人の恋愛~背徳の行方~
「何でここに、梨桜の話が出て来るんだ!?」

「だって、梨桜さんは、留学の経験もあるし、向こうには慣れているし
 梨桜さんなら、連れて行くんでしょ!」

「だから、何でここで梨桜が出て来るだ? 真紀!!」

「この間、初めて知ったわ。あなた達、同じ会社だったのね・・・・
 知らないのは、私だけだったのよね・・・・」

真紀の言葉に、螢は、

「初めて、会ったって、それいつの話?」

「先週よ!理君と一緒に居たわ・・・。その時に、高丘の人間と
 付き合わないでくれ!って言ってやったわ!!」

「なんてことを・・・・・」

「お願い、螢、私を連れて行って!! お願い!」

あまりに身勝手な真紀に、螢は、嫌気が差して来た・・・

「・・・・・真紀、君は、もう少し、利口な女性だと思っていたが
 違ったようだね・・・・
 少し、頭を冷やした方が良いよ。
 僕は、暫く、実家に帰るから、お互い、少し冷静になろう。
 君が、梨桜に言った言葉は、完全に、お門違いだよ・・・」

螢は、真紀にそう言うと、荷物をまとめて、マンションから出て行った。

ここでも一人残された真紀は、呆然としていた。
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