大人の恋愛~背徳の行方~
「そうか・・・・・すまなかったな・・螢君。
 君が、真紀を思って、日本に残るように言ってくれたのに・・・
 確かに、君の言う通りだよ・・・・
 男が仕事で大変な時に、家に帰ってまで、女房に愚痴ばかり言われたら
 誰でも切れるよ・・・・・
 我、娘ながら、申し訳ない・・・・・・
 凛は、松平で引き取るよ・・・・
 明日には、真紀も帰って来るから、こちらとしても、真紀に話を
 聞いて、これからどうしたいのか、聞いてみるよ・・・・」

「はい、僕は離婚の意思を、変えるつもりはありません。
 ですから、もし、真紀さんが離婚を拒むようでしたら、
 弁護士さんに入って貰います。
 そのつもりで、お願いします・・・・
 それでは、そろそろ時間なので、失礼します」

螢と義也は、小一時間ほどで、松平邸を後にした。

帰りの車の中で、

「螢、本当に、真紀さんと離婚するんだな!?」

「あぁー、本当は父さん、俺は、結婚式を挙げる前に、梨桜と
 撚りを戻したんだ・・・・
 その時、本当は、結婚を白紙にするつもりでいたんだが、凛が
 出来て、それで責任とって結婚したんだ・・・・
 今でも、結婚したことは、後悔しているよ・・・・・」

「でも、螢、凛は、間違いなくお前の子供だ。
 ちゃんと養育だけは、してやるのが親の責任だぞ・・・・」

「うん、解っているよ。
 ただ、凛は、俺達みたいな親の所に生まれて来たけど、
 凛には、幸せになって貰いたいよ・・・・」

螢は、今は、凛の幸せを祈るだけだった。
< 200 / 232 >

この作品をシェア

pagetop