大人の恋愛~背徳の行方~
結婚式そしてNYへ
梨桜は、NYから帰って来ると、会社には、すぐに退職願を出し、
6月末での退職が受理されたが、螢との結婚は、まだ内密に
して、梨桜は、結婚する為に、としか、社内の人間には
言わなかった・・・・

梨桜は、昼間は、会社の仕事をし、平日の夜と、休日は、翻訳に追われ
あっという間に、4月を終えていた。

翻訳をするようになってから、1冊の小説を完成させたところ、蘭子から
OKを貰い、梨桜の翻訳した本が、書店に並ぶことになり、
その報告を受けた、螢は喜んだ・・・・・

梨桜は、『RIO』と、名乗り、こうして翻訳家の仲間入りを果たした。

そして、螢が、理の結婚式に出席するため、5月3日に帰国し、螢と梨桜は
先に北海道入りしている、家族と合流するために、気忙しく、
北海道に向かい、皆と合流した。

香奈は、妊娠が発覚してから、病院を退職し、今は、梨桜も教わった
アレンジ教室に通っている。

理は、海外事業部に所属しているが、香奈の妊娠や、高丘と水無瀬の
両親の事を考えて、再び営業部への転属を申し出て、7月には、営業部
へ舞い戻る事になっている。

螢が、海外にいるのに、自分も海外では、両家の両親の事もあって、
理と香奈は、日本に残ることを選んだ。

そんな二人に感謝しながら、螢と梨桜は、二人の幸せを心から
祈った。

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