大人の恋愛~背徳の行方~
「何をする!!!」

「螢が、あまりに自分の事しか考えてないから、腹が立ったんだよ!
 梨桜の気持ちも解らないで・・・・梨桜がどれだけ、今まで螢に
 尽くして来たと思っているんだ・・・・。
 梨桜は、いつも、螢が頑張っているから!って・・だから自分は
 いつまでも螢の側に居れるように、螢に相応しいように!って
 だから勉強も頑張っていたんじゃないか!
 それを、何が捨てて行くだよ!
 ふざけるんじゃない!! 梨桜は、常に螢を中心に考えていた
 だろう? 違うか?
 螢に、梨桜を責める資格も、付き合う資格もない!!」

理は、言うだけ言うと、部屋を出て行った。

廊下には、二人を心配した幸子が立っていた。

「理・・・・・・」

「母さん、ごめん、俺、頭冷やして来る・・・・・・」

幸子は、辛そううな理に、何も言わずに見送り、部屋で呆然と
している螢を、心配そうに見るしかなかった。


それから、梨桜は、螢とは連絡が取れず、理に聞いても
あの日以来、自宅には帰ってないらしく、理も

「螢とは、別れた方が良い!! 
 あいつは、自分の事しか考えてない奴だから、一緒に居ても
 梨桜は、幸せになれない・・・」

と、言われ、梨桜は、どうしたらいいのか解らなかった。

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