大人の恋愛~背徳の行方~
運よく、不動産屋で、気に入る物件がすぐに見つかり、
梨桜も、環も、会社から、30分程電車に乗って、駅から10分程の
1LDKのマンションに決めた。

梨桜が、前に住んでいたマンションとほぼ同じようなタイプで、
前回よりは、階が上になるが、ベランダからの景色も良く、二人とも
そのマンションを気に入り、梨桜と環は、同じマンションに決めた。

ただ、住む階は、梨桜が7階で、環が6階になった。

そして、二人は、予定通り、一度、互いが実家に帰り、その週末には
大学の卒業式と引っ越しの為に、再び上京した。

梨桜は、帰国してから、螢の事もあって、理には連絡をしてなかったが
明後日には、卒業式を迎える為、思い切って、理に帰国の電話をかけた。


「もしもし・・・理・・・」

「おぉー梨桜か!! 久しぶりだな・・・元気にしてたか?」

「うん、私も環も元気だよ!! 明後日の卒業式に、二人とも
 出席するから、その時、会えるの楽しみにしてるよ」

「そうか・・・・ところで、梨桜、就職は、どうした?
 確か、教授が紹介するって、言ってなかったか?」

「うん、向こうにいる時に、向こうの教授が、紹介してくれて・・・」

「えっ、じゃー、またアメリカに行くのか?」

「ううん、日本での就職だけど・・・・・・」

「どうした?梨桜?なんかあるのか?」

「うん。実はね、向こうの教授が紹介してくれた先が、ナショナル証券
 で・・・・・・でも、日本に帰って来たら、合併するって聞いて・・・」

「・・・・・・・・マジで・・・・・・梨桜、俺と一緒だな!」

「えっ、理も、ナショナル証券だったの?」

二人は、この偶然に喜んだが、同時に二人は、不安も感じた。
< 72 / 232 >

この作品をシェア

pagetop