本気で大好きでした。
7 . リスタート


家に着くと、リビングにはれながいた。

2日ぶりに帰って来たのに最悪なんて思い、れなの方をチラリラ見る。


「なんか用?」


強がっている妹の目には涙が浮かんでいた


「いや… あとでお父さんと那緒くるから準備しててって」

「ふ~ん。那緒って昨日の?お姉ちゃんだっけ?」

「そう」

「何着ればいいの?」

「制服でいいと思うし… あたしも制服」

「わかった。……お風呂沸いてるよ」


妙に優しくって、反抗的じゃない、めずらしいななんて思った。


「何か企んでる…?」

「えっ?なんで?」

「いつもとちがうから…」

「レオケンカしたの…」

「へぇ……」

「はなし、聞いてくれる?」


こんなれなは久しぶりに見た。

そしてあたしも気が付けば頷いていて、はなしを聞いていた。

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