本気で大好きでした。
「平気なの?彼方捨てられたってことでしょ?」
「おれは平気。元から捨てられてたようなもんだし。」
平気って笑ってるけど、目泳いでるよ…
無理して笑わないでって言ったじゃん。
「これからどうするの?」
「とりあえず兄ちゃんと話したいんだけど、兄ちゃんどこいるかわかんないし」
「そっかぁ…」
“コンコン”
「はーい」
「那緒だけど、入るよ?」
いつもよりおしゃれした那緒。
彼方を見た瞬間ニヤニヤしてる。
「あっ、彼方くん来てたんだ。今日こっちの家に千聖と泊まるね」
「うん。あっ、彼方」
「あの、兄ちゃんと少し話したいんですけど、いいですか?」
「うん。千聖呼んでくるね。理緒、リビングでお茶してよっか」
「わかった」
「すみません、ありがとうございます」