~宿命~
第2章 嫌な奴ら
公民館から車で1時間。
一軒の屋敷前で停車した。
オッサン:「着いたよ。僕は車を入れて行くから先に入って待っててよ。すぐ行くから。」
俺はでっかい屋敷に圧倒され無言で車を降りた。

言われた通り、門をくぐり庭へ入ってみる。
すると、そこには手入れされた草木が並び、池の中に三匹の錦鯉が優雅に泳いでいる庭園があった。
見とれているとさっきのオッサンが入ってきて俺の不安を取り除く。
オッサン:「こんな豪邸だけど、ヤクザじゃないからね。」
明隆:「分かっとる…すげーな。」
感心しながらオッサンに付いて行き屋敷内に入った。
中は高そうな骨董品がズラリと並べられており、綺麗に手入れされている。

長い廊下の突き当たりの部屋に招かれ中に入った。
中は社長室のような模様でパソコンが3台置いてある。
明隆:「すげぇよな。ここのトップは金持ちなんやな。」
オッサンは笑顔で答えた。
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