~宿命~
T:「座れっ!お前の態度は気に入らねぇ。そもそもこんなガキ探してねぇよ!」
明隆:「やっと本性現しやがったか。何を企んどるんや!」
T:「ほぉ~。気付いていたか、さすがだな。新石も良い奴を引き込んだってもんだ。」
明隆:「…!新石を知ってる!テメェ、何者や!」
T:「俺は元、バトル・メンバーのレベルⅡ。No.021を勤め、任務中に裏切って同士達を全員病院送りにしてやった四天王だよ。双子の有坂達を育てたのも俺だ。」
明隆:「今のNo.021は俺や。テメェみたいな裏切るクズがNo.021を語るなっ!」
T:「やる気か?いいぜ。でも、生きてたらな。殺れっ!」
奴の掛け声で10人の男が玄関から入ってきた。
俺は安居に背を当て、何処から逃がすのが安全かを考えていた。
だが、焦ってしまい何も思い付かない。
そんな俺の不安を悟ったのか安居が俺の背中に手を当てこう呟いた。
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